2006年夏 タイ
【1日目】
昨年の夏はちょっと頑張り、ヨーロッパ(イタリア)まで行った。なので、さて今年は何処に?
と考える。しかし、またしてもギリギリ(と言っても6月末なのだが…)の為、良さそうなツアー
はすでに満席。「やばい…」と思いつつ、各旅行会社のHPを探索。
すると、ちょっと気になる文字が書かれたツアーを発見。
「ビジネスクラス利用!名門ホテルに泊まる」
いつかは乗ってみたいビジネスクラス。さらに宿泊は名門ホテル。場所はタイランド(タイ)。
良さそう。でも、多分高いのだろうと思いつつ内容を確認。
するとどうであろうか、なかなかリーズナブルな値段になっている。というか、結構お得(昨年
行ったイタリアの半額以下!)。ツアー内容もなかなか盛りだくさんで、フリーの日もある。
空きは?と思いつつ、恐る恐る確認。
「空き有り」
もうこれしかない!という結論で、今年はタイ旅行となる。
今回の旅は念願のビジネスクラスでGo!だが、タイまで直行便では無い。それが故にお得
な値段になっているのか、香港経由となる。まあ、香港の空港でもラウンジが使えたりするの
で、ある意味お得なのかと(しかしながら、これが後で仇になるとは、この時点ではつゆ知ら
ず…)。
利用航空会社は「キャセイパシフィック航空」。
なので、初日はまず成田空港の第1ターミナルへ。
ビジネスクラスなのでチェックインカウンターも専用のもののはず。なので、いつものエコノミー
クラスカウンターの行列に並ばないで済むと思っていた。しかしよ〜く考えると、まだ航空券を
受け取っていない。で、その航空券は団体カウンターでもらう事になっている。
いや〜な予感を感じつつ団体カウンターのあるところへ行くと、案の定長蛇の列。
しぶしぶその列に並ぶ。
やっとこ自分の番になり、航空券とトランジットの説明書きをもらう。そしてビジネスクラスカウ
ンターにてチェックイン。隣りのエコノミークラスカウンターの列を尻目に、すいっとチェックイン。
ちょっと優越感を味わう。
成田空港チェックインカウンター
今回の航空会社はキャセイパシフィック航空。つまり、香港の航空会社。なので、各所の表記
が中国語となっている。今回乗ったビジネスクラスも「商務等級」という風に併記されている。
エコノミークラスは「経済等級」、ファーストクラスは「頭等等級」との事。
ちなみに、中国語で航空会社名は「國泰航空公司」。
成田発香港行きCX501便 香港行きとバンコク行きの搭乗券
ビジネスクラスは、空港の専用ラウンジが使える。成田空港にもあり、早速行ってみる。
しかしながら思っていた程ではなかった。ゴールドカード(クレジットカード)専用ラウンジに
プラスアルファされた程度(パンやいなり寿司、カップ麺、お菓子などが食べ放題)。
ただ、生ビールのディスペンサーがあり、飲み放題となっている。しかも黒生も有る。これは
自分としてはGoodなところであった。
故に、朝から呑んだくれが始まる…。
飛行機は11:00発の便。ラウンジを後にし、搭乗受付の始まった機内へ乗り込む。
ここでも、長蛇の列となっているエコノミークラスの搭乗口とは別の、ファースト・ビジネスク
ラス用搭乗口にて搭乗をする。
またちょっと優越感。
機内で自分の席を見つけ、荷物を棚に入れる。
席につき一息入れると、エコノミークラスにはないサービスが始まる。そう、ウェルカムドリン
クである。エコノミークラスだと、離陸後シートベルトサインが消えてから最初のドリンクサー
ビスが始まるが、ビジネスクラス以上では離陸前にもドリンクサービスが提供されるのである。
それも、エコノミークラスだとプラスチックのコップだったりするが、きちんとガラスのグラスで。
ちょっと優雅にシャンパンを頂く。
ウェルカムドリンク
さすがビジネスクラス。席も広い。足元は、足を思いっきり伸ばしてやっと前の席に当たる程度。
その上、オットマンもついている。席幅も明らかに広い。ヘッドレスト部も上下に調整ができ、
左右部は角度調整も出来る。この便の使用機体はエアバス330なので、電動リクライニング
ではなかった(ボタンを押して動かす手動式)。しかし特に不便もなく、快適そのものである。
離陸をし、2回目(?)のウェルカムドリンクサービスが始まる。ここでもちょっと違いが。
いつもならお茶受け(ビールのつまみ?)に、袋に入ったナッツ類やあられ系のお菓子が配ら
れるのだが、今回は醤油皿サイズの瀬戸物の器に入ったナッツが配られた。
やはり、こういう細かいところでも違いがあるのだと実感させられる。
ビールとつまみを堪能しちょっと経つと、お待ちかねの機内食が始まる。
いつもなら2種類のどちらかを選んでそれをいただくだけなのだが、やはりビジネスクラス、
ぜんぜん違う。
最初にテーブルの上にクロスを掛けてくれる。で、次に、クロスの敷かれたトレイの上に載せ
られた前菜セットを置いてくれる。その後、バスケットに入ったパンを持ったCAがやって来て、
2種類あるパンを好きなだけ取り分けてくれる。
で、前菜を食べ終わると前菜のあった皿をかたし、そこにメインディッシュを置いてくれる。ワゴン
サービズで来てくれ、肉、魚、鳥の3種類を目の前に見せてくれるので、とてもわかりやすい。
というか、全部食べたくなる。
今年はキャセイパシフィック航空60周年記念という事で、香港の名門レストラン監修の各種メイン
ディッシュが揃っている。この便では魚がその特選メニューとの事なので、それを選択してみる。
ドリンクも別メニューに記載されており、ワインなんかも赤白それぞれ2種類ずつ用意されている。
それも、エコノミークラスでよくある180mlのミニボトルではなく、フルボトルに入ったものをグラス
に注いでくれる。
前菜 メインディッシュ(魚)
満足感の中食べ終わると、すかさず今度はチーズとフルーツのサービスがやってくる。
3種類あるチーズを目の前で好きなだけ取り分けてくれ、フルーツ盛りとポートワインも
いかが?と聞いてくる。とりあえずいただく。
チーズとフルーツもいただきお腹一杯になっていると、今度はデザートのサービスが。
そろそろ腹も苦しいのだが、キャセイ名物のマンゴープリンがあるとの事なので、食後のコー
ヒーと一緒にいただく。
さらにダメ押しとばかりに、チョコレートもいかが?とやってくる。貧乏人根性発揮か、それも
漏れなくいただく。
はい、とてもおいしかったです。
しかしながら量がかなり多いです。いつものエコノミークラスならもう少し何か欲しいなぁとか
思ったりするのだが、今回は腹十二分に満腹です。
やはりビジネスクラス。違います。
チーズとフルーツ盛り 名物マンゴープリン

いつもなら機内食はプラスチックの器。でも今回はすべて瀬戸物の器。やはり違うなぁと思い
つつ何気なく器の裏を見ると、そこには「ほ〜」と思わせる文字が。
「Noritake」
そうなんです、キャセイパシフィックのビジネスクラスでは、ノリタケの食器を使っているのです。
さすが、こんなところでも違いが。感心させられた一瞬である。
ノリタケの器 ビジネスクラスシート
何だかんだで、初ビジネスクラスを満喫しつつトランジットの香港国際空港へ到着。
乗り換え時間は約1時間。そんなに時間が無い上、香港ドルを持ち合わせていない為何も
買い物が出来ない。それ故、早速ビジネスクラスラウンジに行く。
香港国際空港のキャセイパシフィックのラウンジは、さすがお膝元のせいか2つある。
「ウィング」と「ピア」というものがあり、今回は次の搭乗ゲートに近い「ウィング」へ行く。
さすがお膝元、成田のラウンジとは全然違います。
広さがかなりあり、飲み物サービスの場所も何箇所かある。その上、ここの名物である
麺類のサービスもある。何種類かのラーメンがあり、注文するとその場で作ってくれると
いうもの。お腹一杯なのだが、これはやはり食べねばという事で、早速いただく。
ちょっと小ぶりの器に入っており、小腹がすいた時にはGoodな感じである。
ビール(香港製造のハイネケン)と一緒にいただく。
香港国際空港ラウンジ THE
WING
ラウンジにての麺
ひとときの香港を味わい、バンコク行きの飛行機に乗る。
香港発バンコク行きの搭乗口
香港からバンコクの便、時間は2時間半で短いのだが、今回長距離路線用ビジネスクラス
シートとなる。
シートはフルフラットになる上、成田=>香港の便よりさらに足元も広い。読書灯なんかも
ついており、「これがビジネスクラス!」といった感じであった。
お約束のウェルカムドリンクをもらい。離陸を待つ。
離陸後少し経つと、機内食が始まる。
お腹一杯状態なのでそんなにサービスされなくてもと思うのだが、結構たんまりとサービス
がされる。軽食のつもりなのだろうが、どう考えても普通の食事である。前菜の代わりに
フルーツが乗せられているだけで、それを食べ終わると、普通にメインディッシュがやってくる。
ここも貧乏人根性に任せ、すべてたいらげる。
香港発バンコク行きCX701便機内 メインディッシュサービスのさなか
なんだかんだで無事バンコク(タイ)に到着。
イミグレーションを通過し、荷物を受け取る。その後出口に行くと、自分の名前を記載したプラ
カードを持つ兄ちゃんが。寄っていくと別の人が「○○さんですか?ようこそ!」と迎えてくれた。
現地の添乗員さん。タイ人の人なのだが、日本語は普通に話せる。
案内され、迎えのクルマがある場所まで行く。タイではどうやらほとんど日本車が使われている
らしく、今回のクルマもハイエースであった。
乗り込み、さて他のツアーの人は?と思っているうちにクルマは出発をする。
ん?と思いつつ添乗員さんに「他のツアーの人は居ないんですか?」と聞くと、「今回はお客様
だけです。」との事。どうやら自分と嫁さん2人だけの貸切状態。普通、自分達だけの場合は
割増を取られたりするが、今回は偶然その状態になった様子。お得である。
空港を後にし、さてホテルにか?と思いきや、「では、これから夕食の場所にご案内させていた
だきます。」とのお言葉を添乗員さんからいただく。
機内食でたんまり腹を膨らませた為、今日はもう食事は無くても良いという感じであったのだが、
半ば強制連行状態で、夕食の場所へ行く。
川沿いのレストランで今宵の夕食。
タイ風にアレンジされた中華料理であったが、これがまた結構量が多い。味はおいしくできる事
なら一杯食べたいのだが、さすがに胃腸が悲鳴を。
ある程度いただきのんびりしていると、添乗員さんがやってきて、「あら、あまり食べられていない
様ですね。」と。なので、「いや〜、おいしいので食べたいのですが、機内食でたんまり食べてし
まい、ちょっと限界なんですよ〜。」と回答を。
今日一日、普段の2日分くらいは食べました・・・。
1日目の夕食

レストランを後にし、一路ホテルへ。
着きました、THE PENINSULA BANGKOK。
チェックインを済ませ部屋に入る。このホテルは37階建てなのだが、今回残念ながら4階と
なる。しかし部屋からの眺めもなかなか良く、さすがペニンシュラ、部屋の中や風呂もゴージャ
ス。一度は泊まってみたい最高級ホテル、念願叶うといったとこである。
部屋の写真1 部屋の写真2
風呂 洗面台
このホテルの風呂にはテレビもついている。
早速風呂に入る。
ゴージャスな旅の1日目は、こうして過ぎていく・・・。
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